サーバーエンジニアの年収はどれくらい?経験別の相場と年収を上げる3つの方法

インフラエンジニアの中でも、特に人気の高い職種が「サーバーエンジニア」。

堅実なスキルが求められ、ITインフラを支える要となる職種です。

SNSなどでも「20代で年収600万円を超えた」「未経験から数年で構築案件に参加できた」といった声も聞かれます。

では実際、サーバーエンジニアの年収はどのくらいなのでしょうか?

本記事では、経験年数ごとの年収相場から、年収アップの具体的な方法までを詳しく解説します。

サーバーエンジニアの年収相場【経験年数別】


サーバーエンジニアの年収は、担当フェーズや経験年数によって大きく変わります。

以下が一般的な目安です。

経験年数 フェーズ 年収目安 主な業務内容
0〜2年 監視・保守 280〜400万円 手順書に沿ったオペレーション、ログ確認、障害対応補助
3〜5年 構築・詳細設計 400〜600万円 サーバー構築、環境設計、スクリプト作成
5〜8年 基本設計・要件定義 600〜900万円 クライアント折衝、要件整理、設計書作成
8年以上 PM・コンサル 800〜1500万円 プロジェクト管理、上流工程、顧客提案・調整

💡 ポイント

多くのエンジニアは600〜700万円程度で頭打ちになる傾向があります。

理由は「技術寄り」「マネジメント寄り」のどちらかに偏るケースが多く、

両方をバランス良く持っている人が少ないためです。

技術力+マネジメント力が両立できると、PMやITコンサルとして1000万円以上も狙えるフェーズに入ります。

年収を上げる3つのステップ

サーバーエンジニアが年収を上げるためには、以下の3つを意識するのが重要です。

 

① 対応できるフェーズを上げる

 

SESを含む多くのインフラ現場では、ウォーターフォール型の工程で仕事が進みます。

監視・保守 → 構築 → 設計 → 要件定義

この「上のフェーズ」に行くほど希少価値が高まり、単価も上がります。

つまり、フェーズアップ=年収アップの構造です。

保守・運用だけで止まらず、構築経験を積み、次の段階として設計・要件定義を目指すことで、

年収を安定的に上げていくことができます。

 

② 資格取得で信頼を得る

 

お客様先に常駐するSESの場合、「資格=信頼の証」。

未経験から構築フェーズへステップアップする際も、資格があれば「この人なら任せられる」という判断材料になります。

サーバーエンジニアにおすすめの資格

  • LinuC/LPIC(Linux技術者認定)

  • 基本情報技術者試験

  • データベーススペシャリスト/応用情報

特にLPICやLinuCはステップアップに直結します。

レベル1で運用保守、レベル2〜3を取得すると構築・設計の現場でも信頼されやすくなります。

さらに、資格勉強だけで終わらせず、VirtualBoxなどの仮想環境で実機検証をしてみると効果的。

資格+実践の両方を持つことで、実務で即戦力として評価されます。

 

③マネジメント・リーダー経験を積む

 

エンジニア職というと「技術だけで勝負」と思われがちですが、

実は年齢が上がるほどマネジメント能力が求められるようになります。

特にSESでは、同じ現場で複数人の若手が配属されるケースも多く、

「チームをまとめられる人」「お客様と調整できる人」は重宝されます。

マネジメント経験が増えると、単価も上がりやすく、

数人のチームリーダーを任されるだけでも年収50〜100万円アップするケースもあります。

「大規模プロジェクトのPM」まで目指さなくても、

小規模案件で3〜4名をまとめる経験を積むだけで、将来的な市場価値は大きく変わります。

 

転職で年収アップした例


実務経験を積んだ上で、適切なタイミングで転職することも年収アップの有効な手段です。

ただし、注意すべきは「目先の金額」だけで会社を選ばないこと。

むやみに転職するのではなく、単価連動型の給与制度や明確な評価基準がある会社を選ぶことが大切です。
さらに、エンジニアを支える営業が技術スキルをどこまで理解しているかが年収アップには重要です。

 

事例:ケルンへ転職し年収アップした例


Aさん(基本設計経験者)

  • 転職前:年収450万円 → 転職後:641万円(+191万円)

    AIX環境の設計経験を持っていましたが、汎用的なRedHat Enterprise Linux環境での構築に移行。

    営業が技術背景を理解して提案したことで、スムーズに単価アップを実現しました。

Bさん(小規模SIer出身)

  • 転職前:300万円 → 転職後:455万円(+155万円)

    自社開発企業から運用SESに異動しモチベーション低下。

    ケルンに転職後、再び設計構築フェーズに復帰し、わずか1年で260万円の年収アップ見込み。

このように、営業の技術理解が深い会社を選ぶことで、

スキルを正しく評価され、年収アップのチャンスが広がります。

※ケルンではインフラ特化の高還元SESで、技術領域を絞る事で担当営業がインフラ領域の知識を有しております。

サーバーエンジニアとしてのキャリア戦略

サーバーエンジニアは、実力次第で確実に年収を上げられる職種です。

しかし、「資格」「フェーズアップ」「マネジメント」「転職戦略」のどれか一つだけに偏ると伸び悩む傾向があります。

💡 重要なのは、継続的なスキルアップと信用の積み重ね。

短期的に転職を繰り返すよりも、1つの会社・現場で成果を出し、信頼を築くことが結果的に市場価値を高めます。

 

まとめ|年収600万円は狙える

  • サーバーエンジニアの年収は20代でも600万円が狙える

  • フェーズアップと資格取得が年収アップの王道ルート

  • マネジメント経験を積むことで年齢に応じた市場価値を確保

  • 転職は「目先の年収」ではなく「生涯賃金」を意識する

サーバーエンジニアは、IT業界の中でも努力が最も結果に直結しやすい職種です。

地道にスキルと信頼を積み上げていけば、1000万円プレイヤーも夢ではありません。

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