FortiGate SSL-VPN廃止の理由とは?相次ぐ脆弱性とサポート終了の背景を解説

近年、ランサムウェア被害の多くで「VPN装置」が侵入口になっていることが問題視されています。

その流れの中で、FortiGateのSSL-VPNが事実上廃止されるという発表は、

ネットワーク・セキュリティ業界に大きな衝撃を与えました。

本記事では、

  • FortiGate SSL-VPN廃止の理由

  • FortiGate SSL-VPN脆弱性がなぜ深刻なのか

  • サポート終了が意味するもの

  • 今後VPNはどう設計すべきなのか

を、現場目線でわかりやすく解説します。

FortiGate SSL-VPNは本当に廃止されるのか?


まず事実関係を整理します。

Fortinetは FortiOS 7.6.3以降 において、

SSL-VPNトンネルモードを廃止し、IPsec VPNへ移行する方針を明確にしています。

これは単なる設定変更の話ではなく、

  • SSL-VPN機能が無効化される

  • 実質的にSSL-VPNは使えなくなる

  • 今後はIPsec VPNを使う前提になる

という、設計思想レベルでの転換を意味します。

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FortiGate SSL-VPN廃止の理由は「脆弱性リスク」

では、なぜFortinetはSSL-VPNをやめる判断をしたのでしょうか。

結論から言うと、

FortiGate SSL-VPNは脆弱性リスクが高く、Fortinet社としても対応に追われるので、双方にとってメリットが少ない状態だった

という点が最大の理由です。

FortiGate SSL VPN脆弱性が多発してきた背景


SSL-VPNは非常に便利な仕組みです。

  • Webブラウザや専用クライアントで簡単に接続できる

  • 認証・暗号化・プロキシ機能を1台で提供できる

  • テレワーク需要と相性が良い

しかし、その「便利さ」が逆に問題を生みました。

機能を抱え込みすぎた結果、実装が複雑化

SSL-VPNは1台の装置の中で、

  • Web UI

  • 認証機構

  • 暗号化処理

  • ポータル機能

といった多くの機能を同時に提供します。

その結果、実装が複雑になり、脆弱性が生まれやすい構造になっていました。

実際、FortiGateのSSL-VPNは、

  • 認証回避

  • 任意コード実行

  • ゼロデイ脆弱性

といった深刻な脆弱性が、何度もランサムウェア攻撃の起点として悪用されてきました。

VPNがランサムウェアの侵入口になっている現実


近年のサイバー保険レポートや調査では、

ランサムウェア被害の約6割がVPNやファイアウォールなどの境界装置から始まっている

というデータが出ています。

VPNは本来セキュリティを高めるための技術ですが、

  • インターネットから常時アクセス可能

  • パッチ適用が遅れがち

  • MFAが未導入のケースが多い

という条件が重なり、

攻撃者にとって最も効率の良い侵入口になってしまいました。

この状況を踏まえると、

FortiGate SSL-VPN廃止の理由は「突然の方針転換」ではなく、

必然だったと言えます。

なぜ「IPsecに置き換え」なのか?

Fortinetは「VPNをやめる」と言っているわけではありません。

SSL-VPNをやめて、IPsec VPNに寄せるという判断です。

IPsecは、

  • 標準化されたプロトコル

  • 実装が比較的シンプル

  • SSL-VPNより堅牢な構成が取りやすい

というメリットがあります。

一方で、

  • 設定が複雑

  • 属人化しやすい

  • テレワーク用途では運用負荷が高い

という課題もあります。

そのため、

「IPsecは万能ではないが、SSL-VPNよりは安全」

という現実的な選択として位置づけられています。

SSL-VPN廃止が意味する「設計思想の転換」


今回のfortigate ssl-vpn サポート終了が示しているのは、

単なる製品機能の終了ではありません。

それは、

  • 境界型VPNだけで守る時代の終わり

  • 「とりあえずVPNを開ける」設計の限界

  • ゼロトラスト・SASEへの移行

という、ネットワークセキュリティ全体の方向転換です。

今後は、

  • 拠点間通信:IPsec VPN

  • ユーザー・端末・SaaSアクセス:SASE / ゼロトラスト

といった 役割分担型の設計 が主流になっていくと考えられます。

現場エンジニアが今すぐやるべきこと


FortiGate SSL-VPN廃止を受けて、

現場のインフラ・セキュリティエンジニアが取るべきアクションは以下です。

  • SSL-VPNの利用有無を棚卸しする

  • FortiGateのパッチ適用状況を確認する

  • MFAが有効化されているかを確認する

  • テレワーク要件を整理する

  • SASEやゼロトラストの検討を始める

「まだ使えているから大丈夫」ではなく、

狙われる前提で設計を見直すことが重要です。

まとめ|FortiGate SSL-VPN廃止は時代の転換点

  • FortiGate SSL-VPNはFortiOS 7.6.3以降で事実上廃止

  • FortiGate SSL VPN脆弱性が多発し、リスクが利益を上回った

  • VPNはランサムウェアの主要侵入口になっている

  • 今後はIPsec+SASE/ゼロトラストの併用が現実解

  • VPNに「何を任せるのか」を再定義する時期に来ている

FortiGate SSL-VPNの終了は、

セキュリティ設計を一段上の視点で見直す合図です。

単に機器を入れ替えるのではなく、

「これからの時代に合ったネットワーク設計とは何か」を考えることが、

エンジニアとしての価値を高めることにもつながります。


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