投稿日:2026.01.25 最終更新日:2026.02.10
ファイアウォールとは?ネットワークを守る仕組みと役割をわかりやすく解説
企業ネットワークやインターネット環境の安全性を語るうえで、必ず登場するのがファイアウォールです。
ネットワークエンジニアであれば誰でも1度は構築案件を経験するほど密接な関わりがあります。
案件数も多く、またセキュリティエンジニアを目指すうえでは第1歩となるファイアウォールですが
「名前は聞いたことがあるけど、仕組みはよく分からない」「ルーターやスイッチと何が違うの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、
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ファイアウォールとは何か
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ファイアウォールがネットワークで果たす役割
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ファイアウォール機器の基本的な仕組み
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VPNとの関係性
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主要なファイアウォール製品・メーカー
といったポイントを、初心者にも分かりやすく解説していきます。
ネットワークエンジニアの方で、まだファイアウォール案件を経験したことが無い方は最後まで御覧ください。
記事の最後に解説Youtube動画を掲載しております。
動画で学習したい方はご利用ください。
目次
ファイアウォールがネットワークで果たす役割

ファイアウォールは、ネットワークにおいて以下のような重要な役割を担っています。
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内部ネットワークを外部の脅威から守る
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不要・危険な通信を遮断する
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必要な通信のみを安全に通す
ネットワークエンジニアが設計・構築を担当する機器であり、セキュリティ対策の要といえる存在です。
ファイアウォール機器の基本的な仕組み

通信を判断する3つの要素
ファイアウォールは主に、以下の情報をもとに通信を制御します。
- IPアドレス(誰から誰への通信か)
- ポート番号(どのサービスへの通信か)
- プロトコル(TCP / UDP など)
例えば、
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Web閲覧に使われる 80番(HTTP)や443番(HTTPS)は許可
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暗号化されていない Telnet(23番)は拒否
といったルールを設定します。
このルールのことをポリシーと呼び、「Permit(許可)」や「Deny(拒否)」で制御します。
ステートフルインスペクションとは?

ファイアウォールの最も重要な機能のひとつが、ステートフルインスペクションです。
これは、
「内側から発生した通信かどうかを記憶し、その戻り通信だけを許可する」
という仕組みです。
例えば、社内PCからWebサイトへアクセスした場合、
- 内部から外部への通信 → 許可
- 外部からの戻り通信 →「正規の通信」と判断して許可
一方で、
外部から突然送られてきた通信は「内部発生ではない」と判断され、遮断されます。
この仕組みによって、
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不正侵入
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なりすまし通信
といったリスクを大きく減らすことができます。
ファイアウォールとVPNの関係

現場では「ファイアウォールとVPNはどう関係しているの?」という疑問もよく聞かれます。
結論から言うと、VPNはファイアウォール機能を応用した仕組みです。
VPNは以下の3つの技術で成り立っています。
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認証:誰が接続しているかを確認
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暗号化:通信内容を見えなくする
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通信制御:ファイアウォールによる制御
つまり、ファイアウォールの通信制御に、
認証と暗号化を組み合わせたものがVPNだと理解すると分かりやすいでしょう。
主要なファイアウォール機器とメーカー

ファイアウォール機器にはさまざまなメーカーがありますが、現場で特によく使われるのは以下の3社です。
1. Palo Alto Networks
セキュリティ市場でトップクラスのシェアを誇るメーカー。
ゼロトラスト設計との親和性が高く、高度で堅牢なセキュリティが特徴です。
2. Fortinet
FortiGateシリーズで有名。
VPN用途での導入が多く、コストと使いやすさのバランスに優れています。
3. Cisco
ルーター・スイッチで世界的シェアを持つメーカー。
Secure Firewall(旧ASA / Firepower)など、Cisco環境との高い親和性が強みです。
ファイアウォール理解がキャリアに与える価値

ファイアウォールは、ネットワークエンジニアの延長線上にあるセキュリティエンジニア領域への入り口でもあります。
近年増加しているランサムウェア被害の多くは、
VPN装置やファイアウォール周辺の脆弱性を突いたものです。
そのため、
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ファイアウォールの設計
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ポリシー設計
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VPN構成
を理解・対応できるエンジニアは、市場価値が非常に高いといえます。
まとめ|ファイアウォールはネットワークとセキュリティの基礎
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ファイアウォールとは、ネットワークの出入り口で通信を制御する装置
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IP・ポート・プロトコルを使って通信を判断する
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ステートフルインスペクションにより安全な通信だけを許可
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VPNはファイアウォール機能を応用した仕組み
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Palo Alto、Fortinet、Ciscoは定番のファイアウォール機器
ファイアウォールの理解は、
ネットワークエンジニアとしての基礎力であり、
セキュリティエンジニアへの第一歩でもあります。
まずは「ファイアウォールとは何か」を正しく理解するところから、
着実にスキルを積み上げていきましょう。