未経験からインフラエンジニアを目指す人が知っておくべき現実と資格の考え方

未経験からインフラエンジニアを目指す人の多くが、不安に感じるポイントがあります。

「どんな資格を取ればいいのか」
「夜勤や急な呼び出しはどれくらいあるのか」
「メンタルが強くないと続けられないのか」。

本記事では、実際に寄せられた相談内容をもとに、一問一答形式で未経験からインフラエンジニアを目指す際に知っておくべき現実と、資格選びの考え方について整理していきます。

インフラエンジニアに必要な資格は?


インフラエンジニアと一口に言っても、仕事内容はさまざまです。

大きく分けると、以下のような領域があります。

  • ネットワークエンジニア

  • サーバーエンジニア

  • クラウドエンジニア

そのため、「最初に取るべき資格」は、どの領域を目指すかによって変わります。

ネットワークエンジニアを目指す場合

ネットワーク領域を目指すのであれば、CCNAは王道の資格です。

ネットワークの基礎理論から、実務で使われる考え方まで体系的に学べるため、未経験者が最初に挑戦する資格として非常に相性が良いです。

サーバーエンジニアを目指す場合

一方、サーバーエンジニアを目指す場合は、LPICやLinuCといったLinux系資格の優先度が高くなります。

サーバー運用・構築ではLinuxを扱う機会が多く、OSの基礎理解がそのまま実務力につながります。

なお、ネットワークエンジニアであってもサーバーに触れる機会は多いため、CCNA取得後にLinux資格を取得するのも非常に有効です。

逆に、サーバーエンジニアが余力でCCNAを取得するケースもあります。

重要なのは「全部取ること」ではなく、最初に進みたい方向を決めて資格を選ぶことです。

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インフラエンジニアは残業・夜勤・急な呼び出しがある?


インフラエンジニアの働き方について、特に気になるのが勤務形態です。

残業について

意外に思われるかもしれませんが、残業時間は開発エンジニアの方が多い傾向があります。

インフラエンジニアは作業計画が事前に組まれることが多く、突発的な残業は比較的少なめです。

夜勤・休日作業について

夜勤や休日作業は、インフラエンジニア特有の働き方です。

これは、サーバーやネットワーク機器の設定変更を、ユーザーがシステムを使っていない時間帯に行う必要があるためです。

日中に作業して万が一システムを止めてしまうと、顧客に大きな影響が出てしまいます。

そのため、本番作業は夜間や休日に行われることが一般的です。

急な呼び出しについて

急な呼び出しは、主に運用・監視フェーズで発生します。

ただし、未経験者がいきなり夜中に呼び出されて対応するケースは多くありません。

通常は監視オペレーターが一次対応を行い、手順書で対応できない「手順例外」の場合に、上位エンジニアへエスカレーションされます。

未経験者は、最初は「駆けつける側」ではなく、「エスカレーションする側」になることがほとんどです。

インフラエンジニアにメンタルの強さは必要?


「インフラエンジニアはメンタルが強くないと無理」という話を聞くことがありますが、これは少し誤解があります。

重要なのは、メンタルの強さそのものよりも適性です。

インフラエンジニアの仕事は、以下のような特徴があります。

  • 細かい作業を正確に行う

  • コツコツと積み上げる作業が多い

  • 画面に向かって黙々と作業する時間が長い

こうした働き方が合わない人にとっては、精神的にきつく感じることがあります。

一方で、営業職など外回りが中心だった人が「座りっぱなしの作業が合わなかった」という理由でエンジニアを辞めるケースも実際にあります。

つまり、「インフラエンジニア=メンタルがきつい仕事」なのではなく、自分の性格や働き方に合っているかどうかが重要なのです。

未経験からエンジニアになるなら資格は必要?


結論、資格は必須です。
未経験からインフラエンジニアを目指す場合、資格を取らずに就職するのはリスクが高いと言えます。

理由は大きく3つあります。

1つ目は、自分に向いているかを事前に判断できること。

資格勉強を通じて「こういう仕事なんだ」とイメージできれば、適性の見極めになります。

2つ目は、企業側の教育コストを下げられること。

資格を持っていれば、企業はゼロから教育する必要がなく、即戦力候補として見てもらいやすくなります。

3つ目は、良い案件に入りやすくなること。

同じ未経験者でも、資格を持っている人の方が「自走できそう」「キャッチアップ力が高そう」と評価され、設計構築などの成長枠に座れる可能性が高くなります。

未経験者歓迎の求人広告は本当?


「キーボードが打てなくても大丈夫」
「ゼロからITエンジニアになれる」
といった求人広告には注意が必要です。

SESの仕組み上、スキルがない人材を受け入れてくれる現場は限られています。

その結果、以下のようなケースが実際に発生しています。

  • 家電量販店やコールセンターへの配属

  • ITと無関係な業務をしながら夜間に勉強

  • 1年以上エンジニアらしい仕事ができない

遠回りになるだけでなく、モチベーションを維持するのも難しくなります。

であれば、現職を続けながら資格を取得し、準備を整えてから転職する方が合理的です。

まとめ

未経験からインフラエンジニアを目指す場合、以下の点が重要です。

  • 目指す領域によって取るべき資格は変わる

  • 夜勤や休日作業はあるが、未経験者が即対応することは少ない

  • メンタルの強さよりも「適性」が重要

  • 資格は適性判断・企業評価・案件選択のすべてにプラス

  • 「ゼロから教える」を過信せず、事前準備を重視する

インフラエンジニアは、しっかり準備すれば未経験からでも目指せる職種です。

焦って転職するのではなく、資格取得を通じて自分の適性と向き合い、納得感のあるキャリア選択をしていきましょう。

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