インフラエンジニアはリモートワークできる?出社回帰が進む現実と本当の働き方

「インフラエンジニアはパソコンとネットがあれば、どこでも働けそう」

こうしたイメージから、リモートワークを前提にインフラエンジニアを目指す人は少なくありません。

しかし現実には、インフラエンジニアのリモート案件は年々減少傾向にあります。

求人統計を見ても、「リモート可」と記載されたIT案件は全体の50%以下、

フルリモートに限定すると2割未満という水準まで下がっています。

本記事では、インフラエンジニアの業務内容ごとに

「リモートが可能な仕事」「難しい仕事」を整理し、

未経験者や地方在住者が知っておくべき現実まで詳しく解説します。

なぜインフラエンジニアのリモート案件は減っているのか


コロナ禍では、多くのIT企業が急速にリモートワークへ移行しました。

それまで出社が当たり前だった業界でも、一時的に「どこでも働ける環境」が整ったのです。

しかし現在は、

セキュリティ強化やマネジメント効率の観点から出社回帰が進行しています。

特にインフラ領域では、

  • 本番環境を直接扱う

  • 社内ネットワークからしか操作できない

  • 障害時の即時対応が求められる

といった理由から、完全リモートが難しいケースが多くなっています。

実際に、フルリモートで参画したものの、

途中から「週1〜2回出社してください」とルール変更される例も増えています。

 

業務フェーズ別|リモートワークの向き・不向き


ただし、フルリモート案件が減少中の中でもフェーズによりリモートワーク可の案件もあります

設計フェーズはリモート向き

インフラエンジニアの業務の中で、

最もリモートワークに向いているのが設計フェーズです。

  • 構成図作成

  • パラメータシート作成

  • 基本設計書・詳細設計書の作成

これらはExcelやPowerPointなどを使ったデスクワークが中心で、

パソコン1台あれば完結します。

そのため、設計専任のエンジニアは

ほぼリモートで働いているケースも珍しくありません。

 

構築フェーズは部分的に出社が必要

構築フェーズでは、

サーバーやネットワーク機器に設定を投入したり、

動作確認を行ったりする必要があります。

オンプレミス環境の場合、

  • データセンターでの作業

  • 機器のラッキング

  • ケーブル接続・通信テスト

といった物理作業が発生するため、

完全リモートは不可能です。

ただし、

「基本はリモート、構築期間だけ1〜2週間出社」

といったハイブリッドな働き方は比較的多く見られます。

 

運用・監視・保守は出社必須が基本

運用監視や運用保守の現場では、

リモート案件はほぼ存在しません

理由は明確で、セキュリティです。

  • 本番環境への直接アクセス

  • 複数企業のシステムを同時に監視

  • SLA(サービスレベル契約)が異なる

このような条件下では、

社外ネットワークからのアクセスを許可できないため、

出社が前提になります。

コロナ禍においても、

運用監視担当者は通常通り出社していたケースが多くありました。

 

分野別|リモートしやすさの違い


インフラエンジニアの中でも、

分野によってリモートのしやすさは異なります。

リモートしやすい順に並べると、以下の通りです。

  1. クラウドエンジニア
  2. サーバーエンジニア
  3. ネットワークエンジニア

クラウドはインターネット経由で操作できるため、比較的リモート向きです。

ただし最近はゼロトラストの考え方が広まり、

クラウドであっても「社内ネットワークからのみ操作可能」という制約を設ける企業が増えています。

ネットワークエンジニアは、

  • ケーブル接続

  • 機器交換

  • 現地での通信テスト

が必須となるため、

最もリモートに不向きな職種と言えます。

 

未経験者・地方在住者がリモートを目指すのは現実的か


結論から言うと、

未経験者が最初からリモート案件に入るのはほぼ不可能です。

未経験者は多くの場合、

  • 運用監視

  • 運用保守

といった業務からキャリアをスタートするため、出社が前提になります。

また、キャリア初期は分からないことが多く、

対面で先輩に質問できる環境の方が成長スピードも速くなります。

地方在住者についても同様で、

キャリア初期は東京・大阪・名古屋・福岡など

案件数が多い都市部で経験を積む方が有利です。

一方で、

十分な経験と信頼を積んだベテランエンジニアであれば、地方×フルリモートも可能です。

 

リモート参画後に出社を求められる2つの理由

1. 顧客側のルール変更(防げない)

SESはクライアントワークである以上、

顧客の社内ルール変更には従う必要があります。

これはエンジニア側では防げない要因です。

 

2. 報連相不足(防げる)

リモート環境では、

「今何をしているか」が見えにくくなります。

進捗共有が不足すると、

  • サボっているのでは

  • 作業が遅いのでは

と不安を与えてしまい、

結果として「出社してください」と言われるケースがあります。

リモートを継続するには、

  • 進捗をこまめに共有

  • トラブル時は即時報告

  • 自分の作業状況を可視化

といった テキストコミュニケーションの徹底 が不可欠です。

 

まとめ|リモートワークは「経験と信頼」の先にある

 

  • 設計フェーズはリモート向き

  • 構築は一部出社、運用保守は出社必須

  • クラウドは比較的リモート向きだが制約は増加中

  • 未経験者はまず出社して経験を積むべき

  • フルリモートは永続する前提で考えない

インフラエンジニアのリモートワークは、

誰でも最初から手に入るものではありません

経験と信頼を積み重ねた先に、

選択肢として初めて見えてくる働き方だと理解しておくことが重要です。

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