給与が上がるインフラエンジニアと上がらないエンジニアの違いとは?

インフラエンジニアとして働いていると、「なぜあの人は年収が上がっているのに、自分はなかなか上がらないのだろう」と疑問に思うことは少なくありません。
同じ業界・同じSES企業に所属していても、キャリアやスタンスの違いによって年収の伸び方は大きく変わります。

本記事では、インフラエンジニアに特化した高還元SESを展開するケルンの事例をもとに、給与が上がる人とそうでない人の違いを解説します。

インフラエンジニアの領域は広い

「インフラエンジニア」と一言で言っても、その領域は多岐にわたります。

  • ネットワークエンジニア

  • サーバーエンジニア(オンプレ/クラウド)

  • データベースエンジニア

  • セキュリティエンジニア

ケルンには現在100名以上のインフラエンジニアが所属しており、全員がこの領域に特化しています。
従来型SESと異なり「高還元SES」として運営しているため、多くの社員が年収アップを実現しています。
その中でも特に大きくキャリアを伸ばしている人には、ある共通点があります。

給与が上がる人の最大の特徴:マネジメントスキルを持つ

給与を押し上げる大きな要素は「スキル」です。ただし、スキルには 技術スキルマネジメントスキル の2種類があります。

  • 技術スキル

    基本設計・詳細設計・構築・テストといった技術タスクを遂行する力。

  • マネジメントスキル

    顧客との打ち合わせや要件の調整、タスク管理、進捗報告、メンバー指導など、プロジェクトを前に進める力。

エンジニアの多くは「技術が好き」で職人肌なため、マネジメントを敬遠する傾向があります。

しかし、技術とマネジメントの両輪を備えた人材は極めて希少価値が高く、年収700万〜1000万円超も現実的に狙えるポジションに就くことができます。

年収の目安:3つのステージ

ケルンではエンジニアを「3階層モデル」で評価しています。

第1階層(初級層)

  • 社会人基礎力(報連相・身だしなみ・タスク管理)が前提
  • 手順書通りに作業できるレベル
  • 年収目安:300〜400万円

 

第2階層(中堅層)

  • 基本設計、詳細設計、構築テストを一人称で担当できる
  • 技術力が現場で評価される段階
  • 年収目安:400〜600万円

 

第3階層(ベテラン層)

  • 後輩指導、改善提案、要件定義、PM業務を担える
  • プロジェクト全体に影響を与える立場
  • 年収目安:700〜1000万円以上

このように、技術力だけでなく、周囲に影響を与えられるかどうかが高年収のカギとなります。

単価連動型の評価制度が年収アップを後押し

SES業界では「現場に常駐するため、エンジニアのスキルや成長度合いが会社に見えづらい」という課題があります。
その結果、帰社イベントや社内受けの良さで評価が決まってしまうなど、不公平さを感じる声も少なくありません。
そこでケルンでは、単価連動型の給与制度を導入しています。

顧客から支払われる月額契約料金(単価)を基準に給与を決定する仕組みです。

 

  • スキルアップ → 単価アップ → 年収アップ
  • 成果主義で透明性が高い
  • 頑張りがそのまま報酬に反映される

これにより、エンジニアが安心してキャリアを積み上げられる環境を実現しています。

資格はキャリアの大きな武器になる

特にインフラエンジニアにとって、資格は大きな意味を持ちます。開発系エンジニアのようにポートフォリオを提示できないため、知識やスキルを客観的に証明する手段として有効だからです。
おすすめ資格は以下の通りです。

 

Linux資格(LinuC推奨)

日本市場のニーズに合わせて設計されており、クラウドやコンテナ技術もカバー。

CCNA

ネットワークエンジニアの登竜門。基礎知識を網羅し、案件参画の幅を広げやすい。

これらは特に「第1階層 → 第2階層」に進む際に有効で、キャリアのステップアップを後押ししてくれます。

勉強を継続できる人が最終的に勝つ

給与が上がっているエンジニアに共通しているのは「継続的な学習習慣」です。

 

  • 毎日コツコツ学習している
  • 実機を購入し、自宅で検証環境を構築している
  • 業務の中でも知らない技術を調べながら吸収している

勉強を「努力」ではなく「趣味感覚」で楽しめる人は、自然にスキルが伸び、結果的に市場価値が高まります。

キャリアのステージごとの意識すべきこと

  • 1年目:まずは続けること。無理をせず長距離マラソンのように走り続ける。
  • 2〜5年目:自主学習を積み重ね、技術を一通り経験する。
  • 5年目以降:後輩指導やマネジメントに挑戦し、組織に貢献できる人材を目指す。

自分がどの位置にいるのかを把握し、適切なスタンスでキャリアに取り組むことが重要です。

まとめ

  • 給与が上がるエンジニアは技術とマネジメントの両方を伸ばせる人
  • 単価連動型の評価制度を持つ企業は、透明性が高く努力が報われやすい。
  • 資格(LinuC・CCNA)はキャリア初期の大きな武器になる。
  • 学習習慣を持ち、実機に触れることで実力が確実に身につく。
  • キャリアの段階ごとに「続ける→学ぶ→伝える」を意識する。

インフラエンジニアは「一生勉強」の職業です。しかし、正しい努力を積み重ねれば、年収1000万円超も現実的に目指せます。
自分に合った企業と環境を選び、キャリアを主体的に築いていきましょう。

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給与モデル

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