投稿日:2025.09.14 最終更新日:2025.12.15
CCNAは必須!ネットワークエンジニアが取るべき資格と勉強法を徹底解説
ネットワークエンジニアとして活躍している人の多くは、日々の業務と並行して資格取得に取り組んでいます。
中でも CCNA(Cisco Certified Network Associate) は、ネットワークエンジニアを目指す人にとって事実上のスタートラインとも言える資格です。
一方で、
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資格は本当に必要なのか
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CCNAから取るべきなのか
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独学で合格できるのか
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実務にどれくらい役立つのか
といった疑問を持つ人も少なくありません。
この記事では、
CCNAとは何か/なぜ必要なのか/効率的な勉強方法/他の資格との違いを整理し、
ネットワークエンジニアとしてキャリアを築くための現実的な資格戦略を解説します。
目次
ネットワークエンジニアにとって資格が重要な理由

ネットワークエンジニアが資格を取得するメリットは、大きく分けて2つあります。
① ネットワーク知識を体系的に身につけられる
CCNAの勉強では、
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TCP/IP
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ルーティング・スイッチング
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VLAN / STP
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ACL / NAT
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ネットワークセキュリティ基礎
といった、現場で必須となる基礎知識を体系的に学習できます。
実務だけでは断片的になりがちな知識も、
資格勉強を通じて「なぜそう動くのか」まで理解できるようになります。
その結果、
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トラブルシュートのスピードが上がる
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設計・構築への理解が深まる
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次の案件にスムーズに適応できる
といった形で、実務にも直結します。
② 案件面談・経歴書での評価が上がる
SESエンジニアの場合、案件参画時は経歴書ベースで評価されるケースがほとんどです。
同じような実務経験のエンジニアが並んだ場合、
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CCNAを持っている
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ネットワーク資格を複数取得している
というだけで、
「基礎知識がしっかりしていそう」
「キャッチアップ力が高そう」
と評価されやすくなります。
開発エンジニアはポートフォリオで実力を示せますが、
インフラエンジニアはそれが難しいため、資格が客観的なスキル証明になります。
国家資格とベンダー資格の違い

ネットワーク系資格は、大きく 国家資格 と ベンダー資格 に分かれます。
国家資格の特徴
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有効期限なし
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理論・概念中心
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試験難易度が高め
代表例:
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ネットワークスペシャリスト(ネスペ)
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情報処理安全確保支援士
理論理解には優れていますが、未経験者が最初に取るには難易度が高いのが実情です。
ベンダー資格の特徴
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Ciscoなど特定ベンダーが提供
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有効期限あり
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実務寄り(コマンド・構成理解)
代表例:
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CCNA
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CCNP
即戦力を目指すなら、まずはベンダー資格が優先になります。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格

1. CCNA(Cisco Certified Network Associate)
CCNAは、ネットワークエンジニアを目指す人にとっての最重要資格です。
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Cisco機器は国内外で圧倒的シェア
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学んだ知識がそのまま現場で使える
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求人・案件数が非常に多い
未経験者・若手エンジニアの登竜門と言える資格です。
2. Linux資格(LPIC / LinuC)
ネットワークエンジニアであっても、
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サーバー接続
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ログ調査
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機器設定時のLinux操作
など、Linuxに触れる機会は多くあります。
Linux資格を持っていると、
インフラ全体を理解できるエンジニアとして評価されやすくなります。
3. 上位資格(CCNP・ネスペ)
設計・構築フェーズに進んだ後は、
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CCNP
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ネットワークスペシャリスト
といった上位資格が武器になります。
ただし、
実務経験が浅い段階での取得はおすすめしません。
「資格コレクター」にならないよう、目的を持って挑戦することが重要です。
CCNAの効率的な勉強方法

CCNA対策で必要な教材は多くありません。
結論から言うと、以下の組み合わせで十分です。
CCNAに必要な教材
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教科書(通称:白本)
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Web問題集(Ping-t)
この2つがあれば合格可能です。
シミュレーター・実機学習も効果的
余裕があれば、以下もおすすめです。
パケットトレーサー
Cisco公式のシミュレーターで、
仮想環境でコマンド練習ができます。
実機学習
中古のCisco機器は安価で手に入ります。
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ルーター:Cisco1812J / 892J
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スイッチ:Catalyst2960 / 2950
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価格:1台2,000円前後
ルーター2台+スイッチ2台があれば、
CCNAレベルの検証は十分可能です。
実機を買った後のおすすめ学習ステップ

機器を買って終わり、にならないために重要なのが「課題ベース学習」です。
例:
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VLANを構築する
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ルーティングを設定する
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ACLで通信制御する
例えば「このトポロジーを構築してください」といった課題を設定し、それに挑戦する形で進めると、実務に直結する力が身につきます。
ケルンの技術ブログでは、CCNA取得後に「実機で次に何をすべきか」をテーマにした課題記事を公開しています。こうした教材を活用するのも有効です。
→ケルン技術ブログはこちら
CCNA取得にかかる費用と補助制度
CCNAの受験料は 約4万円 と決して安くありません。
ただし、多くのSES企業では、
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受験料補助
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合格時全額負担
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資格手当
といった制度が用意されています。
資格取得を前提にキャリアを考える場合、
資格支援制度がある会社を選ぶことも重要なポイントです。
まとめ|CCNAはネットワークエンジニアの基礎体力
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CCNAはネットワークエンジニアの必須資格
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知識習得と案件評価の両面でメリットがある
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教材+問題集+実機で効率的に学習できる
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資格はゴールではなくキャリアを広げる手段
CCNAをきっかけに、
設計・構築、クラウド、セキュリティへと
キャリアを広げていくことが可能です。
資格を「取ること」ではなく、
「どう活かすか」まで考えて取り組んでいきましょう。